ご挨拶
サインの森 初代会長 林義幸
はじめに
サイン関連企業によって、全国ネットワークを展開している業界団体「サインの森」。2007(平成19)年4月に任意団体として発足して以降、サインに関する業界情報の交換会や社員教育に役立つ勉強会を随時開催してきた。現在では、150社以上の認定企業にも恵まれ、私、林義幸は、2023(令和5)年2月、80歳をもって、会長を引退する運びとなった。発足してからの15年間は、とても目まぐるしい日々を送らせてもらったなかでも、業界の活性化と人材育成、そして経営者たちのネットワークづくりに、ほんの少しかもしれないけれど、貢献できたと自負している。新たに就任する会長の若い力による、これからのさらなる発展も楽しみだ。さて、この度私が筆を執ったのは、「サインの森」のこれまでに至るまでの軌跡を、自分の言葉で残しておきたいと強く感じたからだ。会長職を退くのを契機に、ひとつの記録として、我が半生を振り返っていきたいと思う。私がなぜ「サインの森」を発足し、これから先のサイン業界にどんな未来を描いているのか。その事を本にしました。